お供え花に適した種類と避けるべきタブーをご紹介!

2022/09/17
お供え花に適した種類と避けるべきタブーをご紹介!

お供えの花は、故人を送ってご遺族を慰めるものであり、花を贈るタイミングによってお供え花の呼び名・適した花の種類が変わります。そのため、臨機応変な対応が必要で、お供えの花に何を選んだら良いのかが分からないと感じる方も多いでしょう。

今回は、お供えの花に適した種類やタブーを、花を贈るタイミングと葬儀の宗教スタイル別に紹介します。お供え花選びに悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてください。

タイミング別のお供えの花の呼び名と種類

お供えの花は、贈るタイミングによってその呼び名・適した種類が変わります。ここでは、タイミング別のお供え花について説明しましょう。

訃報:枕花(まくらばな)

「枕花」は訃報を受けてからお通夜までに贈る花のことで、故人の枕元にお供えします。細網籠花やアレンジメントが一般的で、花の色は白が適しており、白い菊・白ユリ・白い胡蝶蘭などが用いられます。

遺族と故人を偲び、悲しみを分かち合うという意味合いがあるため、派手なものではなく控え目な印象の籠花を選ぶべきでしょう。

通夜・葬儀:供花(きょうか)

供花は、通夜から葬儀までに贈る花であり、スタンド花や花祭壇が選ばれます。白や淡い色の花が適しており、菊・ユリ・胡蝶蘭・カーネーションが人気です。故人が好きだった花をアレンジするという方法もありますが、可能な限り落ちついた色合いになるようにするべきでしょう。

その他の法要に贈る花

四十九日・命日・月命日・初盆・お盆・お彼岸などの法要では、アレンジメント・蘭鉢・墓前には仏花を贈ります。東京近郊では四十九日までに贈る花は白がメインですが、それ以降に贈る花は多少のカラーを加えても良いと考えられており、故人の好みの花やカラーが取り入れやすくなります。

この際に使う色には決まりはないものの、白を基調とした配色が好まれるでしょう。特に葬儀から間もない新盆や月命日に、華やか過ぎる花を贈るべきではありません。お彼岸は年に2回の春・秋に訪れるため、季節感のある花を選ぶのもお勧めです。

お供え花で避けるべきタブーとは?

お供え花を贈るのであれば、そのタブーを理解しておく必要があります。お供え花のタブーは宗教によって変わるため、まずは葬儀が行われる宗教スタイルを確認してください。宗教によってお供え花の送り先も違います。

仏式の葬儀

仏式の葬儀ではバラのような棘がある花はタブー視されており、ブリザーブドフラワーを贈ることも可能です。花のカラーは白を基調として淡いカラーを組み込む場合が多いでしょう。

葬儀のために贈った供花は祭壇を飾る役目を持っていることから、スタンド花や籠花が好まれます。

神道の葬儀

神道の葬儀では、花の色は白で統一されることが多く、棘のある花・毒のある花もタブーだと言われています。胡蝶蘭よりも菊の花が好まれる傾向があります。

キリスト教式の葬儀

キリスト教式の葬儀では葬儀場ではなく自宅などに花を送ることが多いため、札名は付けません。白の百合が一般的ですが遺族の意向を確認するべきでしょう。

まとめ:お供え花に適した種類と避けるべきタブーをご紹介!

いかがでしたか?お供え花に適した種類は、お供え花を贈るタイミングによって変わります。それぞれのタイミングに適した花選びをするためには、生花店や葬儀社に用途を説明した上でアドバイスを受けると良いでしょう。

また、お供え花のタブーは葬儀がどの宗教スタイルで行われるかによって変わってきます。事前に葬儀のスタイルを確認した上で、お花を贈るようにしてください。

  • この記事をシェアする
  • B!
更新日:2022/10/13